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放送日 話数 サブタイトル 脚本 監督
2002年9月5日(木) 第6話 FILE VI 櫻井武晴 橋本 一

 資産家の蒔田茂(62)の死体が屋敷の台所で発見された。彼は株の投資家で、もう何年も一日のほとんどを自宅で過ごしていた。
 死体の第一発見者である家政婦の阿武隈辰子(50)の話では、一週間前急に蒔田から暇をもらって屋敷を空けていたという事だった。マリコは、蒔田が死後一週間たっているのに腐敗していない点を不審に思い、死体の検死解剖に立ち会う。解剖医の米倉は、鑑定結果は肝機能障害による自然死で、事件性はないという。
 武藤の言葉からヒントを得て、死体の血液を採取することに気付き、解剖室に飛び込んできたマリコだったが、すでに蒔田の死体は火葬場へと移したところだった。
 火葬場に駆けつけ、間一髪死体の火葬前に血液と毛髪を採取することに間に合ったマリコは、そこで現場検証の時に会った、蒔田の妻・時子(45)とその友人・房間和美(45)と再び顔を合わせる。時子と蒔田は一年前から別居中だった。

○ 6話ゲスト

蒔田時子・・・石野真子     房間和美・・・川俣しのぶ     阿武隈辰子・・・宮下順子

「不器用な男の、精一杯の愛情表現だったんだ」。劇中のこのセリフが、今回の話の全てを物語っています。日本人は愛情表現が苦手だとよく言われますが、その典型のような男が登場しますので、自らと重ねあわせて見てしまう人も多いのではないでしょうか。
 人は死ぬと、腐敗→蛆蝕→白骨と変化していきますが、死後一週間たった死体はまだ腐敗が始まっていなかった。その後、次から次へと起こる「謎」に是非注目して下さい。


 この話を撮影していたのが、初夏の頃。俳優さんたちのリクエストに応え、京都の夏の風物詩、鴨川の「川床」にレギュラー陣、監督たちとともに、撮影の合間に行ってきました。夕暮れ時の鴨川の景色を眺めながら、「鮎」や「鱧」など夏のメニューには欠かせない食材の料理に舌鼓を打つ、京都ならではという時の過ごし方に、みなさん御満悦。その後、祇園に移りカラオケ大会に突入。それぞれがそれぞれの持ち歌を歌って大変盛り上がりましたが、ある人が松田聖子の「スィートメモリー」を歌った時、思ってもいなかった事が起こりました。モノマネなどしてさんざん騒いでいた深浦加奈子さんが突然泣き出してしまったのです。この曲を聞くと条件反射的に泣いてしまうという話に、それ以上深く追求できませんでしたが、「人に歴史あり」という月並みなセリフがつい頭に浮かんでしまった出来事でした。

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