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てるてる日記

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笑顔の写真エッセイ

《たかのより》

「ここをぜひ旅してみて!」
「ここの人は最高に面白い!」というオススメの国や地域があれば「声送る」からぜひ教えてください!
お気に入りの国の情報、お待ちしています!!

2008年5月25日(日)

今日は終着駅のクランクアップ。大西さん、超いやなヤツを熱演。自分とはまったく違う人の人生を背負う役者さんって、凄い職業だなぁとつくづく思う。まだ明日も実景の撮影は残っているけど、雨の多いこの時期に、役者さん部分がすべて撮り終えてよかった!みなさんおつかれさまでした〜!!

2008年5月23日(金)

今日は三崎ロケで、スタントのある日。校舎の3階から女子高生が落ちるシーンで、ジャックさん(ジャパン・アクション・エンタープライズ)にお世話になる。

組み立てた段ボールをいくつも並べてエアクッションを作り、さらに分厚いマットを敷いて、深夜、スタントシーンの準備が始まった。何かあったらどうしよう、とにかく怪我や事故がありませんように! と祈るばかり。ガンジスのドラマのときもそうだったけど、こういうときはめちゃめちゃ緊張して、心臓のドキドキが止まらなくなる。

夜12時すぎに終了。ロケバスで渋谷に着くと、2時をまわっていた。メイクさん、記録さんと手を振り合って別れる。ああ、怪我もなく撮影も上手くいったし、無事に終わってよかった〜!!!

2008年5月22日(木)

今日は鶴太郎さんがオールアップ(その役者さんの全ての撮影が終了)の日。
撮影所に向かう途中、中国特集の『ニューズウィーク』を読みつつ思う。私も20歳をすぎて旅に出るようになるまでは世界のことにそう関心がなかったけれど、ニュースを見ず、世界で起きていることに特に興味がない人は「チベットには食べ物がないからあんなことが起きた」と思っている人が多いだけに、たくさんの人に知ってもらうにはどうすればいいのかと思う今日この頃。

数年前、鶴太郎さんがチベットを旅して絵を描く旅番組に出演されていたことを思い出し、「私もチベットに行ったことがあるんですよ」と声をかけると、他にはなんにも言ってないのに「僕も・・チベットのことには本当に胸を痛めているんですよ」という言葉が返ってきて感激。めちゃめちゃ穏やかで、メイクさんも言ってたけどまるで仏のような鶴太郎さん、なんていい人なんだ!「本当にどうすればいいんでしょうねぇ」と撮影の合間にチベットのことを語り合ってしまう。

2008年5月13日(火)

昨日、中国の四川省で起きた大地震が大変なことになっている。ニュースで家屋の下敷きになっている人たちや、逃げ惑う人たちを見るにつけ、胸がきしむ。漢民族の人はもちろんのこと、チベット人も多く住んでいる地域なのだとか。ミャンマーも中国も大変なときに大変なことが起きて、本当に可哀相でならない・・・。

夜、大西信満さん、地曵 豪さん(ジビッキー)の撮影後、ともやんも合流して一緒に飲む。大西さん、地曵さんとは、ともやんの撮影した映画『
実録 連合赤軍』を見て、何度も目をそらしたくなるぐらいハードな映画だったけれど、お二人の魂のこもった芝居に心を打たれて、今回の土曜ワイドにキャスティングさせてもらったので。(ちなみに、大西さんは商社マンの鬼頭勝也役、ジビッキーは河西刑事役)

「『連赤』、大ヒットでよかったね〜!」と乾杯。宣伝費ゼロなのに、『王様のブランチ』や『NEWS23』、『報道特集』等テレビでも軒並み取り上げられて、ちょっとした社会的なブームになった感のある『連赤』。東京でもロングランが決定したけれど、ふたりとも全国の劇場に舞台挨拶でまわっていて、いまも連赤ツアー中。

若松孝二監督が「当時、赤軍を名乗った組織があったのは、日本、ドイツ、イタリアの3国だけ。この3国の若者は、親の時代に起きたことがまた起こるという危機感で立ち上がったのだと思う」と言っていたけれど、本当にたくさんの人に見てもらいたいなぁとつくづく思う映画。哀しいかな、日本はすぐに一方向に流れてしまう国民性があって、子どものイジメも大人の人間関係も、連赤で起きた事にすごく似ていると私も思ったので。

2008年5月12日(月)

『終着駅シリーズ』のクランクイン。このシリーズを1本目から担当されている池広一夫監督は御年79歳の大ベテラン。市川雷蔵の『眠狂四郎』シリーズが大好きで、めちゃめちゃはまっていた20歳の頃は雷ちゃんが天国にいるなら死ぬのも怖くないと思っていた私としては、雷ちゃんと同じ空気を吸ってあの眠狂四郎を作っていた池広監督とお仕事させてもらえるなんて本当に光栄で、なんとかお役に立ちたい気持ちでいっぱい。自分が79歳でも働いていられるかを考えると、現場で絶対に座らず迷わず、役者さんに対する指示も的確で、ばりばりの現役の監督を本当に凄いと思ってしまう。私にも人生をかけてずっとできることがあればいいのだけど!

2008年5月11日(日)

28年前に韓国で起きた光州の悲劇を完全映画化した『
光州5・18』を見に行く。今も休戦中とはいえ戦争中で、80年代後半まで軍事政権下にあった韓国。予告を見て、これは絶対見なければと思っていたので。

ただ民主化のデモをしていただけなのに、軍の発砲で、次々に殺されていく人々‥‥。最近チベットやミャンマーで起きたことが思い出されて、涙が流れて流れて止まらない。エンドロールが流れても、あふれる涙が止まらず、席を立つことができなかった‥‥。映画って、どういうコンディションで見たかが大きいものだけど、『光州5・18』はチベットのことで胸を痛めている日々のさなかに見たこともあって、生涯で最も泣いた映画のひとつになった感が。

負け戦と分かっていながらも、死ぬと分かっていても、最後まで立て籠もって闘う人たちの姿に胸を打たれる。大事な家族がありながらも彼らが闘ったのは、自分たちが命を犠牲にしてまで闘ったことを誰かが覚えていてくれれば、生き残った人たちが自分たちの意志を引き継いでくれて、いつかは民主化の夢が叶うだろうと信じていたからなんだろう。無念のまま国に殺された彼らが、どれだけ自分の子どもの成長を見守りたかっただろうと思うと、胸が張り裂けそうになる。でも、家族のことが大事だからこそ、家族と生涯を共にすることよりも、国の未来、自分の子どもたちの未来を考えて、死ぬのが分かっていながらも行動を起こす方を選択した人たちの物語。国を愛する気持ちは大事だと思うけれど、「愛国」より「憂国」の方が深いのだなぁとしみじみ。

『光州5・18』はまずまずのヒットらしいけれど、なんでもっとたくさんの人が見に来ないんだろうと思ってしまう。ヨン様や韓流スターに夢中になる人はあんなに多いのに、韓国がどうやって今の韓国になったかは、あまり興味がないのかなぁ? とにかく、自由を愛し平和を願うすべての人に見てもらいたいと思える映画だった!

2008年5月10日(土)

今日はゲストの櫻井淳子さんの衣装合わせ。お母さんになられたばかりの櫻井さんから、可愛い盛りの赤ちゃんの話を聞く。櫻井さん、気さくでとってもいい方でうれしい限り。監督の池広一夫さんも、主役の片岡鶴太郎さんも、なんだかこのシリーズは紳士的な方ばかりで、ちょっと信じられないほどマイルドでおだやかな雰囲気。いつも焦ってばかりの私だけれど、心が落ち着くなぁ!

2008年5月8日(木)

今日も朝から衣装合わせで、大泉の東映撮影所へ。映画『運命じゃない人』(本が練られてて面白かった!)のヒロインだった霧島れいかさんもキャスティングさせてもらったのだけど、自分が見て面白かった映画の役者さんとお仕事できるなんてなぁ〜としみじみ。

小道具で過去の写真がいるので、合成用に持ってきてもらった霧島さんの10代後半頃の写真を見て、思わず笑ってしまう。「霧島さん、ちょっとヤンキー入ってます?」とツッコむと、美しいお顔で「あはは(笑)」と笑ってはにかむ霧島さん。「ま、時代ですよね〜」なんて言い合っておかしい。ビーバップハイスクールとか、超流行ってた頃だしなぁ(笑)。

夜、ずっと見たくて仕方がなかった『
モンゴル』をともやんと見る。チンギス・ハーン役の浅野忠信をはじめ、役者さんの素晴らしいこと!!! 民族衣装に身を包み、大地を駆けるモンゴル人がすごく格好良くて、しびれる。遺伝学の研究で、世界で最も子孫を残した男とされるチンギス・ハーン。世界で最もでかい国を作った男は、単に戦術にたけた支配者だっただけでなく、何か人を惹き付けるカリスマ的な魅力があったに違いないという監督の思いが込められて、それを大好きな浅野忠信が演じているところが誇らしかったほど。

3年ほど前に、週末と祝日を利用して3泊4日でともやんとモンゴルに行ったことがあったので、見終わった後、もりもり語り合う。「日本人が大好きなファンタジー、源義経はチンギス・ハーンだった説、絶対ないと思うけど、浅野忠信が演じちゃうんだもんなぁ!」「でも、欧米の映画でも、白人だったらイタリア系からロシア系まで何でも演じさせるやん。アジアの俳優がこれだけ上手く演じると、見てる方はまったく気にならないもんだね」「音楽もモンゴルで聞いたホーミー(モンゴルの喉歌)使ってて、超渋かったね〜!」等々。

『モンゴル』の監督、セルゲイ・ボドロフ監督の『コーカサスの虜』は、私の外国映画ベスト5に入るくらい好きな映画なので、期待を裏切らないだろうとは思っていたけれど、これほどいい出来だったとは!

人権もくそもない、部族同士の抗争に明け暮れていた時代、チンギス・ハーンは国をもっともっと大きくして、いっそのこと世界をひとつにしてしまえれば、殺し合いのない世の中がくる、戦争が無くなる世界にできると、どこかで信じていたんじゃないかなぁ・・と思えるような壮大な叙事詩。チンギスの人生というか半生だったので、続編をぜひ作ってほしいと熱望!!!

2008年5月7日(水)

土曜ワイド『森村誠一の終着駅シリーズ』の衣装合わせ。ガンジスのドラマ後、いつの間にか2時間ドラマをいくつも担当するようになっていてなんとも不思議な気持ちだけど、会社にいないとできないことや出会いがてんこ盛りなので、とにかく一生懸命やるのみ!

2008年5月6日(火)

3日未明、ミャンマーを襲ったサイクロンで、死者2万人、行方不明者4万人を超えたというニュースが。10数年前に旅したミャンマーで出会った人たちのことが思い出されて胸が痛む。外国からの援助を受け入れようとしないミャンマーの軍事政権に腹の立つこと! こんなときに意地を張っている場合かー!と思って。

2008年5月4日(日)

GWといってもちっともゴールデンでなくいつもと変わらず働いていたので、ようやく少し落ち着いたところで、ずっと気になっていたドキュメンタリー映画『
ビルマ、パゴタの陰で』と『ジプシー・キャラバン』を見るべく、ともやんと渋谷のアップリンクへ。

『ビルマ、パゴタの陰で』は、子どもたちのインタビューを聞いているのがしのびないほどで(軍事政権の軍兵に、親を目の前で殴り殺された等)、もう本当にどうすればいいんだ〜!と胸がいっぱいになる。ビルマ(ミャンマー)の軍事政権を支援してるのも中国だし! こういうドキュメンタリーを見ると、胸が張り裂けそうになる。10年ちょっと前に旅したビルマも、チベットと同じく自由がなくて、仲良くなるとみんな政府への不満を小声で口にしていたことを思い出す。仲良くなった同い年のニニは、小学校のとき、アウンサン・スーチーさんに花輪をかけたのが自分の誇りだと話してくれた。「みんなで力を合わせて今の政府を追っ払って、スーチーさんにもう一度、花輪をかけるのが私の夢よ」と。国際政治にも世界の民主化運動にも疎い私は、そのときは(自分と同じ20代半ばなのに、ニニは凄いこと言うなぁ)と思ったものだけど、今では少しは分かる気がする。基本的にその国のことはその国の人が解決しなきゃダメなのだ。大国に助けてもらったら、後でまた国をめちゃめちゃにされてしまう可能性大だし。ああ、中国もビルマも、いい加減、変わってくれないもんか!!

『ジプシー・キャラバン』は、ジプシー版『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』という感じで、ジプシー(ロマ)の人たちに会いに行きたい!と思わせてくれる映画だった。とかくイメージの悪い代名詞になってしまっているジプシーだけれど、大好きな映画『黒猫・白猫』や『ガッジョ・ディーロ』を見て以来、いつか、生きている間に、一度はジプシーの人たちに会いに行ってその濃ゆい文化に触れてみたいと思っている私。でも、いったいどこに行けば、ジプシー文化にどっぷり漬かれるんだろう???(どなたか知ってる方がいたら教えてください!)

ドラマの仕事をするのが精一杯で、チベットのこともあってか、なんだか体に力が入らなくなってしまっている今日この頃だけど、こういう志の高い映画を作る人たちは本当に立派だなぁと思い、自分は何をすればいいんだろう、何ができるんだろうと思ってしまう。先日「anan」の取材を受けたときも思ったことだけど(小説家の栗田有起さんと、女社長の経沢香保子さんと、3人での座談会)、自分以外の人はみんなしっかりしていて、本当に立派だなぁといつもつくづく思う。だからって別に自分以外の誰かになりたいとか、人と自分を比べて誰かをうらやましいとかそういうことは、10代の頃じゃなしもう思わないのだけど、事務能力ゼロで、お金の計算がまるで駄目、人の名前を覚えられない、話の飲み込みが遅い・・等、自分が欠陥だらけのだめ人間だという自覚があるからこそ、じゃあ何だったらできるんだってことをとことん考えて、本気の本気にならないと次に行けないんだよなぁ!

2008年5月2日(金)

会社へ行くと、会社の前に人がわんさかいて、おおっ! と顔がほころぶ。昨日公開された『
相棒 -劇場版-』が大ヒットしてるんだ! 劇場(丸の内東映)の前にお客さんが列をなしている光景を見て、心の中で手を合わせる。ありがたや〜。

随分前に試写で見た『相棒 -劇場版-』、スケールのデカい緊迫感あふるるストーリーで、手に汗握る、まさに映画らしい映画だったので、凄く見応えがあった。ちょっとハードな言い方をすれば「日本人全員に罪を問いかける」というような骨太な社会派なのに、ちゃんとエンターテイメントになっていたので、絶対見て損はないと思う映画。

自分でものを考える人が減りつつあって、マスコミの報道次第ですぐマスヒステリーが起きる短絡的な国になってしまって、何かあるとすぐ国を挙げてのバッシングみたいな風潮がなんとも気持ち悪く恐ろしいことだと思っていたから、『相棒』がたくさんの人に見たいと思われて、ここまで受け入れられているだなんて素晴らしいなぁ!


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