縁の下
ダーク・キングダムの縁の下
撮影後の「仕上げ(ポストプロダクション)は、番組の作品としての完成度を左右する重要なファクター。
その一連のプロセスを追ってみましょう!

レポーターは、うさぎこと沢井美優さんです。
(ルナはお留守番でした)

私達キャストは、台本をもらって撮影が終るまでがひとつの組にいる時間です。
1つの組が終ると、もう次の台本をいただいて、次の話の撮影開始なのです。
ですが、監督はまだ 続くのです…

その道のりに、私もついていってみました!

はじまり〜♪

:ひとりの監督の撮影ライン。

今回沢井さんが追っかけたのは、Act.35&36「鈴村組」の仕上げプロセス。

まずアフレコします。

これはこれは毎回やってまして、この後に『尺調』っていうのをやるんです!

セーラームーンは30分番組なので、キチンと30分間にまとめなくてはいけないんですね  とゆうことは、撮ったシーンもいなくなっちゃったり…(笑)
監督はこの作業はつらいみたいです(笑)

36話はPムーン登場だったので、沢井はあまり(全然)いなくなってませんでした。

アフレコ:『セーラームーン』では、アクションシーンなど一部をアフレコしています。

尺調:「尺調整」の略。尺(≒長さ)を調節する編集作業のこと。
撮影所のオフライン編集室にて。

尺調は以前にも見せていただいたのですが、これからのが初ばかり…

Act.36、沢井画伯のハート。
「ワイプのマスク」を描いていただきました。
(次の組の撮影の関係で、36話の本編にしかいけなかったのでしたが…)
本編』での作業、色々みせていただいて、これが本編ってものなんだぁ、とびっくりしました。

36話のデートシーンで、ハートの中からラブ2な私達がでてくるのとか、本編ってものだったんです!

しかもそのハートは、沢井がその場で書かせてもらったのです 鈴村監督にいわれて…(笑)
あと、あと、Pムーンの登場のキラーン とかも! ママが「まもりん♪?」ってニョキッってでてくるのも。
(あと言っていいのかな? 天気の色調節まで! 3日間にわたっての撮影だったのでね(笑))
びっくりがたくさんありました! おもしろかったです

本編(ほんへん):本編集の略。
『セーラームーン』は、RAW データ(非圧縮デジタル)でオフライン編集を行なっているため、本編作業は、特殊効果に偏ります。担当・緩鹿さんの腕のみせどころ縁の下その4参照)
色調整(カラコレ)の話は、Act.36 後半、某採石場ロケのシーンのこと。

TOVIC 第1編集室。

◎映像加工で「トレール」とゆうものを覚えました! 鈴村さん大好きな一品です(笑) トレール:残像効果。

Act.36、Pムーンの
次におじゃましたのが『合成チェック』です! パソコンがたくさんの場所でした!

Pムーンのはねのけるベリルの攻撃や、戦士のバリア、四天王の攻撃、ネッフィーのささるところなど…
チェックって事で、前にたのんでおいて出来上がったものをみて、監督が戦士のバリアの大きさとか、Pムーンののとことか、ベリルの攻撃のはねのけ具合とか言ってて、少しの時間でカタ してました!!

合成って、実際にないものを私達の動きに合せて出すものだから大変だなぁと思いました。あと、かっこいーと思った!!
今までの合成だってすごいと思ってましたが、Pムーン登場!! の所は本当にありがとうございます!! って感じでした(笑)

沢井さんがおじゃましたのは、日本映像クリエイティブさん。
秘密を要するので写真はナシです。

東映東京撮影所 MA-2。
次は『MA』とゆうものについていきました!

撮影があって全部は見れなかったのですが、MAではBGMやうさぎちゃんがよくなる効果音、声のボリューム合せをしてました。
やっぱり音があるないで変わるんだなぁと実感しました!!
そのシーンの空気(?)雰囲気(?)がでるし、動きがかっこよくなったりするし。
でもその各シーンに合う音をみつけるのは大変だと思うのに、ぴったりな感じで、監督の要望通りな感じでした!!
↑MA打ち合わせにも参加しちゃいました

MA:Multi Audio の略。
セリフや現場の音声・アフレコの音声・音楽・効果音など、複数の音声トラックを整音・ミックスする作業。
MAルームは、撮影所付近にあります。

そしてこんな感じで、編集作業が終わって完成
(注)沢井がこんなカンタンに説明してますが、もっと大変なものですので…

(注)ここまでで約1週間。沢井さんもタイヘンです。

初号…おひろめ会をします。そのおひろめ会にもいっちゃいました!

プロデューサーの方々がいてキンチョーしました Pムーンをどんな風に感じてもらえるか…ドキでした でも終わったあと、よかったとゆう声をいただいてホッ としました。
でも セーラームーンの視聴者の方々がどう思うのかもこわかったです。子供達に今度会った時に泣かれたらどうしよう…とか(笑)
でも、別人だなって思ってもらえたら嬉しいなと思います。

最後まで、Pムーン含めセーラームーンをしっかりがんばります! よろしくです!!

初号:「初号試写」の略。
フィルム用語で、完成した最初のプリント(1号プリント)を映写チェックすること。転じて、完成作品のプレビュー。
ビデオ作品では「プレビュー」といいますが、東映は映画会社なので、ついつい。(^^;

修正に即応できるよう、TOVIC にて。

最後に。
こうやって今回いろ な所におじゃまさせてもらったのですが、今まで一切見た事がないセーラームーンの一部を見れてよかったです。
今さらですが、セーラームーンとゆう作品は、本当にいろんな方々の力が合わさってできるんだと思い直しました。

私… 幸せものだなぁ
          って感じました
※ 今回の見学ツアーは、「演技をする上で、完成までのプロセスを把握したい!」という、沢井さんの熱意で実現したものです。

ここまでいってくれるキャストは、正直、史上初かもしれません。(^^;
せっかくなので、ついでにレポートしていただきました!

(2004.7.7)

縁の下

PHOTO 菱沼宏泰・植松淳(スチール)/マイケル(車輌部)/白倉・丸山(プロデュース) ルナCG Motor/lieZ