“助監督”の名のとおり、監督の演出意図を具現化すべく、ありとあらゆる仕事をこなして撮影現場を切り盛りするのが、演出部のお役目。その仕事内容は多岐にわたりますが、アギトではおおむね、
といった感じに分担されています。
「カチンコ打ち」なんていうと、誰にでもカンタンにできる、つまらない仕事に見えるかもしれません。 たしかに、カッコよく片手で打つには熟練を要するけど、べつにカッコよく打つ必要もない。問題は、「カチンコに正しいカットナンバーを書き、正しい位置に出し、正しいタイミングで打てるかどうか」です。それは監督のカット割りを把握し、現在のショットの画角を見切り、撮影現場の状況を掌握していなければできない芸当。 逆にいえば、カチンコをなにげなく打っている助監督こそ、最高の助監督だったりします。前編の最初の写真のように……。
悪い言い方をすれば、隆之介くんは「出演」というより「合成素材」なのですが、実際に現場に来てもらっています。「いかにも合成」という絵にならないように、少しでもリアルな光の当たりかたをさせるための措置。
この日も撮影は延々とつづき…とか書くと、児童福祉法にニラまれるのでヒミツ。
俳優さんに「ここを見てください」という指示ですが、映像の場合、視線がリアルな対象物の位置と一致するとはかぎりません(だからこそ助監督が目線をつくる)。簡単なようでいて、まさに演出を理解していなければできないこと。
冗談めかしてはいますが、「とにかく働く」アギトの演出部が、スタッフに愛されていることの証左のひとつ。
さて次回は、最終回の放送後に、美術部のお仕事「美杉家」をアップロードする予定です。 いよいよ最後の更新か?