「車種選定は難航しそうだな」と思いきや、はからずも、車輌スタッフの糸賀氏(ロケバスや劇用車を運転してくれてます)が、トラックショーのカタログを肌身離さず持ち歩くほどの大型車輌マニアと判明。
まさかこんな身近にマニアがいたとは、灯台下暗しとはこのことです(←って、プロをつかまえてマニア呼ばわりはやめなさい)。
マニアの彼(←結局言うんか)も熱い目線を注いでいたのが、この ACTROS シリーズ。
「ベンツのトラック?!」とか驚く人もいましたが、1998年に23年ぶりにフルモデルチェンジをして話題をまき、去年のモーターショーやトラックショーでもトップクラスの人気を誇った車種です。
さっそく、ダイムラー・クライスラー日本に足を運んだ私たち、
「というわけで、ACTROS を提供してください」
「いいですよ。仮面ライダーのためなら」
「放送まで、もう時間がありません(※ 12月でした)。なるべく早くください」
「いいですよ。ひと月で用意しましょう」
「あのー、改造したりタラップつくったりしなきゃいけないんで、いますぐもらえるとてっとり早いんですけど」
「いいですよ。色が白でよければ」
「えー、ベンツブルーがカッコいーのに。G3的にも青がいーなー。だったら、白いのを先にもらって、後で青いのもくれませんか」
「2台ということですか? それに、青は特注しないと……」
「特注してください」
「分かりました。仮面ライダーのためなら」
………って、もうムチャクチャ。虫がいいにもほどがあります。
私たちの連発するワガママを、笑って聞き入れてくださったダイムラー・クライスラー日本も偉大なら、改めて『仮面ライダー』って偉大なんだなァと、つくづく思わされた一幕でした。
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